話題の美容成分「PDRN」とは?効果から選び方まで徹底解説


美容業界で今最も注目されている成分の一つ「PDRN」をご存知でしょうか。韓国の美容クリニックで人気の「サーモン注射」の主成分として知られ、日本でも多くの女性がこの施術を受けるために韓国へ足を運んでいます。そして近年、この美容医療で使われる成分が化粧品にも配合されるようになり、自宅で手軽にPDRNの効果を体験できるようになりました。
しかし、「実際どんな効果があるの?」「本当に安全なの?」「どの製品を選べばいいの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。この記事では、PDRNについて科学的根拠に基づいた情報を詳しく解説していきます。

*daily.hankooki.comより引用
PDRNとは何か?
PDRN(PolyDeoxyRiboNucleotide)は、主にサーモン(鮫)の精子から抽出されるDNA断片のことです。この成分が注目される理由は、人間のDNAと非常に近い構造を持っているからです。
PDRNの歴史を辿ると、元々は医療分野で創傷治療薬として開発されました。ヨーロッパでは医薬品として認可されており、EUや韓国食品医薬品安全処(KFDA)でも医薬品として正式に認められています。つまり、単純な「美容成分」ではなく、医学的な効果が認められた成分なのです。

サーモンの精子から抽出されるとは驚きではないでしょうか。
美容医療の分野では、PDRNは「サーモン注射」や「リジュラン注射」として使用されています。これらの施術は韓国で非常に人気が高く、肌の自己再生能力を高めることで根本的な肌質改善を目指すものです。従来のヒアルロン酸注射のような一時的な効果ではなく、肌そのものの機能を向上させる点が大きな特徴となっています。
近年では、この医療用成分が化粧品にも応用されるようになり、「クリニック発想のスキンケア」として多くのブランドがPDRN配合製品を開発しています。

科学的にも効果が認められている美容成分なんです。
PDRNの効果は本当にあるのか?
PDRNの効果について、まず理解しておきたいのはその作用メカニズムです。少し難しい話になるのですが、PDRNは細胞内のアデノシン受容体に作用し、成長因子の分泌を促進します。この作用により、線維芽細胞が活性化され、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されるのです。
PDRNの効果を以下に表にしてまとめてみました!
効果 | 作用メカニズム | 期待できる改善 |
---|---|---|
肌の再生促進 | アデノシン受容体に作用し、成長因子の分泌を促進 | ターンオーバー正常化、古い角質の排出、新しい肌細胞の生成 |
ハリ・弾力向上 | 線維芽細胞を活性化し、コラーゲン・エラスチン生成を促進 | シワ・たるみ改善、肌の弾力アップ(内側からの自然な改善) |
保湿機能強化 | 肌バリア機能を強化し、水分保持能力を根本改善 | 乾燥肌改善、内側からの潤い持続、カサつき解消 |
抗炎症・修復 | 炎症を抑制し、傷ついた組織の修復を促進 | ニキビ跡改善、赤み・炎症軽減、肌荒れ防止 |
🎯 特におすすめの方
・初期のエイジングサインが気になる方
・肌のハリ・弾力不足を感じる方
・乾燥肌や肌荒れを繰り返す方
・ニキビ跡やくすみが気になる方
・敏感肌でも使える成分を探している方
具体的な効果として、まず挙げられるのが肌の再生能力の向上です。PDRNは細胞の修復・再生をサポートし、肌のターンオーバーを正常化させます。これにより、古い角質が適切に排出され、新しい健康な肌細胞が生まれやすくなります。
ハリ・弾力の向上についても、科学的な根拠があります。PDRNによって活性化された線維芽細胞は、肌の構造を支えるコラーゲンやエラスチンを積極的に生成します。これは外部からコラーゲンを補給するのではなく、肌自身がコラーゲンを作る能力を高めるということです。そのため、効果がより自然で持続的なものとなります。
保湿効果については、PDRNが肌の水分保持能力を根本的に改善することで実現されます。単純に表面に水分を与えるのではなく、肌のバリア機能を強化し、内側から潤いを保持する力を高めるのです。
抗炎症作用も注目すべき効果の一つです。PDRNは肌の赤みや炎症を抑制し、ニキビ跡の改善にも効果を発揮します。医療分野で創傷治療に使われていることからも分かるように、傷ついた組織の修復を促進する作用があります。
これらの効果により、初期のエイジングサインが気になる方、肌のハリ・弾力不足を感じる方、乾燥肌や肌荒れを繰り返す方、ニキビ跡やくすみが気になる方に特におすすめできる成分となっています。また、人間のDNAに近い構造を持つため副作用が少なく、敏感肌の方でも使いやすいという特徴があります。

総じて言えるのが、PDRNは「その場しのぎの美容」ではなくて、肌本来の力を引き出す「トリガー」として、根本的に肌質を改善する美容成分であるということですね!
おすすめPDRN製品の選び方
なぜ高濃度が良いとは限らないのか?

「高濃度=高効果」と考えがちですが、PDRNに関してはこれが必ずしも当てはまりません。その理由を詳しく解説しましょう。
まず、浸透性の問題があります。PDRNは分子量が比較的大きな成分のため、ただ高濃度で配合しても肌の奥まで届かなければ意味がありません。重要なのは、適切な濃度で確実に肌の深部まで浸透させることです。そのため、各メーカーは独自の浸透技術を開発しており、濃度よりもこの技術力が効果を左右する場合が多いのです。
次に、肌への刺激という観点があります。どんなに安全性が高い成分でも、高濃度になれば刺激となる可能性があります。特に敏感肌の方や初めてPDRNを使用する方は、適度な濃度から始めることが重要です。
さらに、コストパフォーマンスの問題もあります。高濃度の製品は当然価格も高くなりがちです。しかし、効果的な濃度であれば、必要以上に高濃度である必要はありません。継続使用が重要なPDRNだからこそ、無理のない価格帯で続けられることも選択の重要な要素となります。
また、他の美容成分とのバランスも考慮すべき点です。PDRN単体よりも、ヒアルロン酸やペプチド、ビタミンなどと組み合わせることで相乗効果が期待できます。高濃度のPDRNのみを配合するよりも、適度な濃度のPDRNと他の有効成分をバランス良く配合した製品の方が、トータルでの効果が高い場合があります。

他の美容成分にもいえますが、「ベストな濃度」で使用することが美容成分の効果を引き出すのに重要な要素です。
効果的な製品選びのポイント

PDRNの由来も重要な選択基準です。サーモン由来の動物性PDRNは効果が高いとされていますが、魚アレルギーのある方は避けなければなりません。近年では、高麗人参やCICAなどから抽出された植物由来のPDRNも開発されており、アレルギーを心配する方でも安心して使用できます。

*Club MEDDULAより引用
浸透技術にも注目しましょう。各メーカーが独自に開発した浸透技術により、同じ濃度でも効果に差が出ることがあります。カプセル化技術、ナノ化技術、特殊な処方技術など、どのような工夫がされているかを確認することが大切です。
他の美容成分との組み合わせも選択の重要な要素です。ヒアルロン酸との組み合わせは保湿効果の相乗効果が期待でき、レチノールとの組み合わせはターンオーバー促進効果が高まります。ナイアシンアミドとの組み合わせは毛穴ケアに、ビタミンCとの組み合わせは抗酸化作用に優れています。

人それぞれ、ベストな美容成分は異なるので、しっかりと自分の肌タイプと美容液の種類を見極めることが大事です!
おすすめのPDRN製品
ここでは、Your Beauty Clinicチームが自信を持っておすすめできるPDRN美容液を4つご紹介いたします。
写真 | 製品名 | 値段 | コスパ | 効果 | おすすめの方 |
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Anua PDRNヒアルロン酸カプセル100セラム | 約3,200円(30ml) | ◎ | 深部浸透+保湿・バリア機能強化 | 乾燥肌の方、長時間しっとり感を保ちたい方 |
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MEDICUBE PDRNピンクペプチドアンプル | 約2,530円(30ml) | ○ | コラーゲン合成サポート・ハリ・弾力アップ | エイジングケアを集中的に行いたい方、敏感肌の方 |
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VT PDRNエッセンス100 | 約2,990円(30ml) | ○ | バリア機能サポート・弾力育成 | 魚アレルギーのある方、ヴィーガン志向の方 |
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IOPE PDRNカフェインショット | 約6,000円(30ml) | △ | リフティング+アンチエイジング | ハリ・ツヤ両方を求める方、朝のむくみケアにも |
Anua PDRNヒアルロン酸カプセル100セラム
価格帯:3,000円程度(30ml)

Anuaのこの製品は、PDRNとヒアルロン酸を組み合わせた保湿特化型の美容液です。最大の特徴は、独自の100%スマートカプセル工法により、PDRNを微細なカプセルに閉じ込めて配合していることです。この技術により、成分が肌の奥深くまで確実に浸透し、長時間効果が持続します。
テクスチャーは軽やかでありながらも、肌に馴染ませると濃厚な保湿感を実感できます。特に乾燥が気になる方や、保湿効果を重視したい方におすすめです。使用者からは「朝まで潤いが続く」「肌のもちもち感が違う」といった声が多く聞かれます。
この製品が特に優れているのは、PDRNの効果を最大化するための処方設計です。ヒアルロン酸との相乗効果により、単純な保湿ではなく、肌の水分保持能力そのものを向上させます。継続使用により、乾燥によるくすみの改善や、ハリ感の向上を実感できるでしょう。

PDRNといえばAnuaのこの製品が一番に思いつく方も多いのではないでしょうか!ザ・定番の商品となっています!
MEDICUBE PDRNピンクペプチドアンプル
価格帯:2,700円程度(30ml)

MEDICUBEのこの製品は、10,000ppmという高濃度のPDRNを配合した美容液として話題になっています。ただし前述の通り、高濃度だから良いというわけではありません。この製品の真の価値は、高濃度PDRNを肌に刺激を与えることなく、効果的に浸透させる技術にあります。
特徴的なピンク色は、ビタミンB12由来のもので、肌に色素沈着することはありません。このビタミンB12も美容効果を持つ成分で、PDRNとの相乗効果が期待できます。
テクスチャーは濃厚でありながらベタつかず、肌にすっと馴染みます。低刺激臨床試験済みであるため、敏感肌や乾燥肌の方でも安心して使用できます。特にハリ不足を感じている方、集中的なエイジングケアを求めている方におすすめです。
使用者からは「肌の弾力が明らかに変わった」「毛穴が目立たなくなった」「肌全体のトーンが明るくなった」といった報告が多く寄せられています。

koomo.の方が若干安いようですが、koomo.、Qoo100いずれでも1,700円程度で購入できるようです!公式サイトで購入すると値段は約2倍とお高め….
とりあえずPDRNを試してみたい!という方にはおすすめです!
VT PDRNエッセンス100
価格帯:3,500円程度(30ml)

VTのPDRNエッセンス100は、高麗人参由来の植物性PDRNを使用した製品です。魚アレルギーのある方でも安心して使用でき、ヴィーガンコスメとしても注目されています。
この製品の最大の特徴は、PDRNの肌バリアサポート効果に特化していることです。外部刺激から肌を守りながら、内側からハリと弾力を育てます。濃厚なテクスチャーは肌にじんわりと馴染み、もっちりとした仕上がりを実現します。
他の美容成分との併用性も優秀で、レチノールやビタミンC製品と組み合わせても問題ありません。朝晩の使用で、継続的な肌質改善が期待できます。
環境に配慮したパッケージデザインも魅力の一つで、サステナブルな美容を意識する方にも支持されています。

高麗人参由来のPDRNを使用しているので、アレルギーが心配な方でも安心してご利用いただけます!保湿力と毛穴に効果◯と話題!
IOPE PDRNカフェインショット
価格帯:4,500円〜6,000程度(30ml)

IOPE (アイオペ) のこの製品は、独自開発のリペアウォーター”Bio-PDRN”とカフェイン成分を組み合わせた革新的な美容液です。PDRNの再生効果とカフェインの引き締め効果により、ハリとツヤを同時にケアできます。
特に注目すべきは、IOPEの独自技術による”Bio-PDRN”です。従来のPDRNよりも生体適合性が高く、肌への親和性が向上しています。これにより、より効率的に肌の深部まで成分が届きます。
肌なじみの良い軽やかなテクスチャーで、朝のメイク前にも使いやすい設計になっています。全ての肌タイプに対応しており、年齢を問わず使用できる優れた製品です。

他のPDRN美容液と比較すると少しお高めなのがIOPEのカフェインショット。調査してみたところ、koomo.が日本最安値でご購入いただけるようです!koomo.では正規品を最短即日発送なので、安く早く韓国化粧品をお求めの方には自信を持っておすすめできます!
PDRNの副作用と注意点

PDRNは比較的安全性が高い成分ですが、完全にリスクがないわけではありません。最も注意すべきは、魚・魚卵アレルギーを持つ方です。サーモン由来のPDRNの場合、アレルギー反応を起こす可能性があります。ただし、精製過程でアレルギーの原因となるタンパク質はある程度除去されているため、軽度の魚アレルギーの方でも使用できる場合があります。心配な方は、植物由来のPDRNを選択するか、事前にパッチテストを行うことをおすすめします。
妊娠中・授乳中の方については、胎児や乳児に対する安全性が完全には確立されていないため、使用は控える方が安全です。また、重度の糖尿病や自己免疫疾患のある方も、事前に医師に相談することをおすすめします。
副作用としては、稀に軽度の腫れや赤みが報告されていますが、これらは一時的なものがほとんどです。初回使用時は少量から始め、肌の反応を確認しながら使用量を調整していくことが大切です。
正しい使い方で効果を最大化

PDRNの効果を最大化するためには、正しい使い方を理解することが重要です。基本的な使用手順は、洗顔後に化粧水で肌を整え、PDRNアイテムを適量手に取り、顔全体に優しく馴染ませ、最後に乳液・クリームで保湿して完了という流れです。
重要なのは、朝晩1日2回の継続使用です。PDRNは肌の根本的な機能改善を目指す成分のため、即効性よりも継続性が大切です。通常、効果を実感するまでに2〜4週間程度かかることが多いため、短期間で判断せず継続することをおすすめします。
他の美容成分との併用についても理解しておきましょう。PDRNはヒアルロン酸、ナイアシンアミド、ペプチドなどとの相性が良く、これらとの組み合わせで相乗効果が期待できます。一方、レチノールやビタミンCとの併用時は、最初は様子を見ながら使用することをおすすめします。
まとめ
PDRNは、美容医療の技術を化粧品で体験できる画期的な成分です。科学的根拠に基づいた効果と高い安全性により、多くの美容専門家からも注目されています。
重要なのは、単純に高濃度の製品を選ぶのではなく、自分の肌悩みや肌質に合った製品を選択することです。浸透技術、他の美容成分との組み合わせ、継続しやすい価格帯など、総合的に判断して製品を選びましょう。
初期のエイジングサインが気になり始めた方、肌の根本的な改善を目指したい方には、特におすすめできる成分です。継続使用により、ハリと弾力のある健やかな肌を目指してください!