VTリードルショット

はじめに ― “VT リードルショット”ってどんな美容液?

「塗るマイクロニードリング」と呼ばれてバズり中の VT リードルショット
海綿(スポンジ)由来の微細針スピキュールを美容液に分散させ、塗布するだけで角層に“チクッ”と無数のマイクロチャネルを開けることで有用成分を送り届けるという新発想のブースターです。スピキュールが肌内で最大72時間ほど滞在し、常温で安全に分解される設計もユニーク。

ラインナップと仕組み

製品名スピキュール量(*1 mL あたり)容量公式価格おすすめシーン
リードルショット 10095,000本50 mL3,520円デイリーケアを始めたい人
リードルショット 300280,000本50 mL4,730円“エステ級ケア”をおうちで
リードルショット 700570,000本30 mL6,380円週末の集中スペシャルケア

数値が大きいほどチクチク感と即効性はUP。まず100 → 300 → 700の順にレベルを上げるユーザーが多い印象です。

主要成分と医学的エビデンス

成分期待できる働き関連エビデンス
CICA(ツボクサエキス & マデカソサイド)抗炎症・バリア修復・コラーゲン産生促進in vitro で創傷治癒促進、人試験で水分保持&弾力UP​
ナイアシンアミド皮脂抑制・色素沈着軽減・抗炎症2〜5 %で皮脂産生‑21 %・色ムラ改善を報告
天然シリカスピキュール角層に微細チャネル形成→有効成分浸透促進EGF配合スピキュールで目尻シワが有意改善という臨床試験あり​

チクチク=効果ではない
刺激を感じやすい敏感肌さんは、まずは100を隔日使用・10円玉大でパッチテストを推奨。

VTリードルショット vs. 本格メディカルスキンケア

項目VT リードルショットクリニックのマイクロニードリング (SkinPen など)
施術方法自宅で塗布(ダウンタイムほぼ無し)専門機器で深さ 0.5–2 mm に穿刺
1回コスト目安100:70円/mL、300:95円/mL、700:213円/mL (*1 mL≒2プッシュ)22,000〜30,000円/回(顔全体)​
効果実感穏やか・継続型(ハリ、ツヤ、毛穴)ニキビ跡、クレーター、深いシワなど高難度にも対応
リスク一過性の赤み・刺激出血、数日〜1週間のダウンタイム

結論
「まずは美容液で肌の土台を底上げ → 本格治療はクリニックで集中」という二段構えがお財布&肌負担のバランス◎。

コストパフォーマンスを計算してみた

100 / 300 / 700 を毎晩1 mLずつ1か月使うと

  • 100:約 2,100 円
  • 300:約 2,840 円
  • 700:約 6,380 円

マイクロニードリング(肌全体)を月1で3回受けた場合

  • 66,000〜90,000円

ちょっとした毛穴・ツヤ悩みならリードルショットで十分コスパ良好。
ニキビ跡など“深め”の悩みは施術を視野に入れると◎。

まとめ ― 買う前にチェックすべき3か条

肌タイプに合ったレベル選びを!
初心者・敏感肌は100、慣れたら300 or 週1で700へ。

チクチク後の保湿はマスト
ヒリつきが出やすい人はリードルショット→セラミド系クリームで鎮静を。

“劇的効果”を求めすぎない
臨床試験はまだ限定的。ハリ・ツヤUPを“育てる”感覚で2〜3 か月継続を。

筆者のxx

コスパも試しやすさも優秀なVT リードルショット。
「美容医療にいきなり飛び込むのは怖いけど、いつもの“塗るだけ”ケアを格上げしたい」——そんな20〜30代のあなたの“スキンケア冒険”の第1歩にぴったりです。チクチク美容で、明日の肌にわくわくを仕込みましょう!

著者について

医師

順天堂大学医学部を卒業後、千葉県内の病院にて豊富な臨床経験を積んでいる。
筋トレや美容に強い関心を持ち、医師としてのキャリアを築く傍ら、個人としても情報発信を行っている。医療と美容の両面から、多くの方々の美と健康をサポートしていくことを目指す。